火曜日, 11月 1

メガミマガジン12月号

今日は遅出勤務。例によって早めに家を出て、通勤電車を途中下車してV書店に立ち寄り、メガミマガジンを立ち読み。

ピンナップが1枚目からIS(←しかもシャル)だったこと自体は別に不満じゃないけど、そろそろ現役の作品に譲ってやれよと思わなくもない(笑)。いっぽうまどか☆マギカもピンナップが掲載されていたものの、こちらは比較的うしろの方で、しかも描かれていたのは杏子×さやかという不人気(笑)コンビというのが対照的だった。

ページを多めに配分されていたのは、表紙&巻頭特集はがないと、相変わらず力の入っているアイマスあたり。
その次に載っていたのがFate/Zeroにシャナ、ホライゾンといった設定重視タイプの作品群。しかしその性質上、キャラの相関図やら世界観の説明やらでページが埋まってしまい、メガミマガジンらしからぬ“普通のアニメ雑誌みたいな”記事になってしまっていたのはどうかと…まぁ、まだ序盤だし、こうやって足場を固めておくほうが確実か。

これに対し、しなこい、マケン姫、シーキューブ、ましろ色といった直球型の萌え系作品は、軒並み扱いが悪い…実際、この顔ぶれじゃ仕方ない気もするけどさ(笑)。
ただし、それらの中にベン・トーが含まれていた点だけは、個人的に承服しかねるものがある…いや、確かに同じようなマイナー臭を漂わせているし、恐らくBDの売り上げも期待できないだろうけど、主人公がヘタレじゃなく、きちんとバトル&成長が描かれているというだけでも、個人的には評価したいところなんだよね…「キャラデザの段階でダメだろ」と言われそうだが、それならアニメ版はがないも大して変わらないんじゃないかと。「キーワードは“残念”です」と紹介されていた作品で、いちばん残念だったのはキャラデザでした…というオチは笑えないぞ。

そう言えばはがないのコミカライズ版が掲載されていたけど、これが(原作はもとより、アニメ版とも全く似ていない)ヒドい絵柄であり、敢えてこんな下手くそに描かせたのは「これに較べたら、まだアニメ版はマシ」と思わせる陰謀なんじゃないかと疑ってしまった(苦笑)。

逆に、今のところキャラデザの良さだけしか評価できないのがギルティクラウンだな…根拠のない予測だが、終わってみればAngel Beats!やボンズ系ロボットアニメのように「ヒットするものの、支持と同じぐらい激しい批判に晒される作品」という位置づけになるんじゃないだろうか。コードギアスのように、時代性が反映された内容でも無さそうだし(←この点では、むしろまどか☆マギカより退化している可能性も)。
ただし今後、作品のカギを握る要素として繰り返し言及されてきた“友達”という概念の扱いによっては、化けるチャンスも残されているか? 震災と原発事故によって政府や企業、専門家などに対する信頼が失われたことについては、90年代以降の“大きな物語の喪失”で(少なくとも、無意識下では)織り込まれていたものが、ついに露見しただけの事であり、さほど意外とは思わないけど、そうやって失われた信頼を再構築するに際して、まず身近な人間関係から始めるというのは選択肢のひとつとして妥当だし、そういった方向からアプローチするのであれば、ポスト震災の時代性を反映した作品の先駆けとなるかも…って、買いかぶり過ぎかね。

イカ娘やWORKING'!!といった続編モノは、安定した人気があるはずだけど(←むしろ、それゆえに?)あまり扱いが大きくないような…イカ娘なんて、記事よりも広告のほうが目についたぞ(笑)。ま、中身の薄さが売りみたいな作品だしなぁ(←注:ほめ言葉)。

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