土曜日, 7月 2

アワーズ8月号

今日は休日。アワーズの品切れリスクが顕在化した以上、早めに対処したほうがいいのは分かっていたのだが、なにしろ身体が言うことを聞かないので仕方ない…やはり泊まり勤務+残業の後は、まる1日ぐらいかけないと体調が元に戻らないのよ(苦笑)。
そして夕方、未だ本調子とは言えないものの、火急に済ませなければならない用事があるので、気が進まないながらも家を出て、まずはスーパーへ。アイスの安売りセールが実施されていないことだけ確認し、駐輪場にチャリンコを置いたまま店を出て、徒歩でコンタクトレンズ屋へ。
職場の健康診断が明後日に迫っており、視力が落ちていないかチェックする必要があったためだが、できれば(混雑が予想される)土曜日は避けて、平日のうちに行きたかったのに、勤務日程上どうしようもなかったんだよね…昨日ムリすれば行けたけど、夜勤明けで落ち込んだ視力では参考にならんし。
だが実際に行ってみると、土曜でも平日と大して変わらない程度の混み具合だったので、ちょっと拍子抜け…いや、もちろん空いているほうが有り難いんだけど、せっかく待ち時間60分以上を想定してSFマガジン持ち込んだのに(笑)。
また視力は両眼とも1.5と絶好調…前日にコンタクトを洗浄した効果かも知れないが、とりあえず近場における懸念材料のひとつが払拭できたので、素直に喜んでおく。

そしてコンタクトレンズ屋から交差点をはさんで向かい側にあるO書店を訪れたものの、在庫を確認できたのはぱふのみで、娘TYPEどころかメガミマガジンも見当たらず…という状況だったので、とりあえず保留しそのまま帰途へ。
古本屋(←収穫ナシ)を経由してスーパーに戻り、チャリンコに乗ってディスカウントスーパーへ。コンタクトレンズの検診は費用が予測できないため、多めの予算を見積もって予めコンビニのATMから引き出しておいたのだが、けっきょく支払ったのは(予想以上に好調だったこともあり)基本料の最低額であろう380円のみで、ムダに財布の中身が重いままになってしまった事と、ちょうどアイスクリームのストックが心許なくなってきていた事から、ここで大量購入することに決定した。

そして夜。ひと眠りして体力を回復させた後、ふたたびチャリンコに乗って、今度はS1書店へ…ところが、こちらもぱふのみ立ち読み可能、娘TYPEは在庫アリだが紐で縛られて立ち読み不可という状況であり、こうなったら最後の手段としてK2書店への遠征を決意。ちょうど曇りがちで気温も低く、風も吹いており、何とか遠征に耐えられるだろうという判断だ…まぁ“行きは(下りなので)よいよい、帰りは(上り坂なので)こわい”で、全く汗をかかずに済ませることはできなかったが。
そのK2書店でも娘TYPEは輪ゴムで縛られて立ち読み不可だったものの、アワーズはフリー状態で1冊のみ在庫ありと、際どいながらも何とかセーフだった。
また帰路において、古本屋(←昼間に訪れた店とは別)を覗いたが成果ナシ。同じくスーパーでも半額寿司or刺身はゲットできなかったけれど、シーチキン(←冷やしそうめんの付け合せ用である)を4缶セットで安く買えたから善しとしよう…シーチキンは、やたら種類が多いうえに当たりハズレが激しくて、うかつに大量購入に踏み切れないから困るんだよねー。

それでも町は廻っている
表紙&巻頭カラー。いくつかの連載がヤングキングに移籍したことにより、陣容の稀薄化に危機感を覚えた編集部が下したテコ入れ策は、巻頭カラーで入浴シーンを描かせることだった! …って、喜ぶ読者は少なそうだが(笑)。
本編のほうは、同僚の肉食系女教師が用いた計略により、モリアーキーが貞操の危機に陥る…という話。“部屋に知人が押し掛けてくる”という点で、たまたま今月の天にひびきとネタ的に共通しているものの、面白さでは劣るというのが正直なところ。

天にひびき
…で、こちらの方だが、カゼで倒れた主人公の家へ押し掛けた2人は、胃腸が弱っていたら食べられないような料理を、お見舞いとして持参。当人が食えないと分かると、その病人を無視して勝手に食べ始めるし…せめて何か、代わりの食い物を手配してやれよ!(笑)
“安物のカゼ薬を置いて帰る”というネタが繰り返されたので、てっきりオチも同じネタでダメ押しが来るだろうと予想したんだけど、見事に外れた。

エクセルサーガ
ご愛読ありがとうございました! 六道神士先生の次回作にご期待ください! …みたいな流れだと思ったら「もうちょっとだけ続くのじゃ」で、それじゃあと1年ぐらいかなーと思いきや、次回で最終回だという、なんだかせわしない展開。
長々と続いた割には、いろいろと語られないまま投げ出された設定&キャラもいる気がするけど、「じゃあ話を引き延ばしてまで、それらのフォローを読みたいか?」と問われれば、確かに「いいから、さっさと終わってくれ」というのが正直な気持ちだな。

超疾走全霊兵器 己の拳!!(水上悟志)
読み切り。惑星のさみだれの面白さの本質は、エピソードの積み重ねによるキャラの個性や関係の変化であって、それが長期連載作品というスタイルでこそ本領を発揮することは、言うまでもない。
逆に言えば、ワン・アイデアで勝負するしかない読み切りは、この作者の作風(←さみだれ以外の作品を全く知らないくせに、言い切ってしまってしまうのは無謀だが)に合わないのではないかと。
作者自身もそのことを自覚しているのか、ひたすらワン・アイデア(←ここではパンチの予備動作)を描くことに徹して、それ以外の描写は最小限にとどめるという思い切った構成を取ったわけだが、残念ながらそういう一点突破型のスタイルは、やはり不向きのようで。
“パンチというワン・アイデアで突き抜けた話”として思い出したのが、濃爆おたく大統領(徳光康之)の第1話…これは厳密には連載作品だが、基本的には毎回異なったテーマを扱う1話完結方式なので、一種の読み切りと見なすことも可能だろう。
で、くだんの回では“最も熱いパンチの描写”をテーマに、さまざまな演出スタイルのアイデアが列挙されていた。それらのアイデアはいずれも質が高く、またバリエーションも豊かで、残念ながら明らかに質・量とも本作を凌駕していると言わざるを得ない。

ナポレオン~覇道進撃~
マッセナは粘るのだ…というわけで、どっちが不利なのか分からない降伏交渉は、マッセナの粘り勝ち。もしウィーン会議にタレイランが居なかったとしても、代わりにマッセナを出せば何とかなりそうだな…って、スペインでの失態を考えると、その頃のマッセナに任せるのは無理があるか。
念頭にあるのは勝利のみで、そのためなら躊躇なくマッセナを見捨てるという、徹底して現実主義的なナポの姿勢は、傍目から見ればヒロイックなんだけど、実際に切り捨てられる側からしてみれば「付き合い切れない」というのは明らか。兵士たちの多くが最後までナポに心酔していたのに対し、元帥の大半が見限ったというのも、身近で彼のやり方に接してきたことで、その本性に気づいていたからかも。
包囲下で苦しんでいるマッセナたちを思って、食事が喉を通らないベルティエに対し、「そんな事をしても状況は良くならない」と冷たく言い放つシーンは、ナポの現実主義者ぶりを描きつつ、震災後の自粛ムードをやんわりと批判しているのが巧い…まぁどっちの気持ちも分かるし、間違ってないんだよなー。べつに意識して自粛しようとしているワケでもなくて、無意識のレベルで「そういう気にならない」んだから、どうしようもない。

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