木曜日, 8月 12

アニメージュ9月号

今日は休日出勤。遅出勤務だったので、早めに家を出て、出勤時間まで図書館でアニメージュを読むといういつものパターンを実行。
じつは昨日もいちおう図書館を覗いたのだが、さすがに夏休みだけあってガキんちょが多い多い…座れる席もほとんど無い状態だったので、ひとまず退散したのである。
午前中なら少しは空いているかと期待し、今日あらためて訪れたところ、これが目論見どおり。ガキんちょ不在の、いつもの静かな図書館で、落ち着いて読むことができた。

ただし誌面のほうは目論見に反して、表紙&キャラ人気投票ツートップのデュラララに、黒執事Ⅱ戦国BASARA弐も加わった、アニメディアもびっくりの腐女子シフト。
おかげで目を通すページがやたら少なく、いつもは2時間かけて読むことを想定しているのに、今回は1時間ほどで読み終わってしまった。
けいおんイナズマイレブン、銀魂といった作品の記事もあるにはあったものの、敢えて書き記すような内容は無し。ユニコーン関連で、シャアのオマージュ台詞が思ったより多用されそうなのは不安…という事ぐらいか。
アニメイト店員日記によると、ハガレンFAは本当にスロースタートで、最終回が近づいてから急にグッズが売れだしたそうな。

この人に話をききたい」は、アリエッティの監督。
どう作れば面白くなるのか分からなくなっていたところに、宮崎が脚本を書いて方向性を示してくれたという依存ぶりを聞くと、ジブリに入るということは、去勢されて宮崎の奴隷職工に成り下がることなのだな…と、改めて思い知らされる。
ちょうど富野に訊け!で富野が語っていたように、工芸品を作ってもクリエイターとは言えないんだよね。「こういう作品を作りたい!」という強烈な飢餓感とか熱情みたいなものが原動力じゃなく、ただ淡々と与えられた仕事をこなすだけのサラリーマン(あるいは公務員)的な存在。
まぁ本人もその事は自覚しているようで、監督のオファーがあった際に「監督に必要な、思想や主張がない」と言って断ろうとしたらしいし、とくに作りたい作品があるわけでもないので、どうしても監督をもう一度やりたいとも思っていないとか。
驚きの表現とか父親のゴーグルのデザインなど、既存の宮崎アニメと似通ってしまった部分は「とくに意識して似せようとしたわけではない」と言っていたが、もしそうなら引き出しが少なすぎだし、宮崎のマネして事足れりと思っているなら、それはそれで問題だな。
これもジブリブランド独り勝ちの弊害か…プロジェクトの経済的規模が大きくなり過ぎた(かつ、代替となるものが存在しない)せいで、ハズレ作品を作ることが許されず、「ジブリ作品」であることを求める巨大な客層の期待に迎合しなければならないという。
でも(方向性は激しく間違っていたものの)ゲドという前例があるわけだから、「期待したものとは違う、けど面白い」という作品を作り出すことに活路を求めるしか無いんじゃないかねぇ…もう残された時間も少ないし。

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