木曜日, 3月 19

#11 ラスボスが、人類の歴史を語る

メタルブラックとレイディアントシルバーガン。
共に最終面からエンディングに至る演出とか、そこで仄めかされるテーマが意味深で、いろいろと「語りたくなる」作品だし、そういう「語りたい」ファン(俺を含む)が多く付いて、既に語り尽くされていると思われるので、ここで改めてあーだこーだ書くのは自重する。
今はただ、両作品への果てしない愛情をリスペクトへと転化し、このmap製作に利用させてもらうにとどめるのみ。

さて、アミダくじ区画の分岐において必要Key数が0~4の塔は、塔内で再び集束し、同じ出口から外世界に戻ることになる。
そこはブラックフライ役のGiant Flyとフェドロ役のIron Wormがおり、ジョン・フォードがSHOPを構えるメタルブラック区画だ。
【JOHN FORD'S SHOP】
(ジョン・フォードの店)
Here is AREA 26-10.
You will DOUBT THE
GATE OF GUARDIAN.
Will be its PHANTASM
the last CAVE or
its last MESSAGE.
ここはエリア26-10だ。
お前は守護者の門を
疑う
ことになるだろう。
最後のケーブ、あるいは
その最後の言葉は、
まやかしなのだろうか










前半はメタルブラックのBGMタイトルを強引に並べたもの。後半はエンディングの文章を改変したものだが、元から難解な(つーか、文法的にどうなのか良く分からん)文章を一部だけ抜粋したうえに改変までしたので、正しく文意が伝わるか非常に不安である。
まあ正解をダイレクトに教えるより、こういうボカした物言いのほうがヒントっぽい雰囲気を醸し出す気もするので、これはこれで良しとしよう。

ちなみにこのSHOPは、本当にエディタが示す(26,10)の座標へ設置した。こういうムダな拘りがマップ全体のデザインに影響を与える危険はあるけど、思いついてしまった以上は仕方ない。
蛇足だがフェドロの名前の由来である「ヘドロ」は英語じゃなくて、語源も不明らしい。こうなると綴りを調べるのもお手上げなので、ここは適当に済ませることにした。

続いてシルバーガンの話に移る。
アミダくじ区画の、必要Key数5のルートに進むことでシルバーガン区画に入れるのだが、流れが複雑なので図式化して説明する。

(Level.3)
アミダくじ区画の出口+ドア1枚目+Vodollga(VARAS役)が守る穴6▲
 ↓
(Level.6)
ドア2枚目+穴9▲
 ↓
(Level.9)
ドア3枚目+Giant Turtle(BECHEW役)が守る穴6▲
 ↓
(Level.6)
ドア4枚目+Kelkedorl(OHTRIGEN役)が守る穴7▲
 ↓
(Level.7)
ドア5枚目+Magman(XIGA役)が守るSHOP

元ネタのモンスターがいるLevelがバラバラなので最初は頭を抱えたが、アミダくじ区画を作っている時に、「Level移動ごとにKeyを使わせれば、わざとらしい流れを多少は誤魔化せるかも」と思いついて、このようになった。
【THE STONE-LIKE OBJECT】
(石のような物体)
You couldn't
understand.
Why can't you see?
Feel visible
matter. Feel
invisible matter.
There is ENTRANCE
OF TOWER everywhere.
お前は
理解できていない。
なぜ分からないのだ?

目に見えるものを感じろ。
目に見えないものを感じろ。
あらゆる所に、
塔の入り口はある。












こちらも元ネタのセリフ(?)を一部改変したもの。元からメタルブラックよりは難解じゃないので、かなりあからさまなヒントになっているが、Key5本を消費する代償としては妥当なところではないかと。

こうしてヒントは明示しているものの、今作ではかなりルール違反ギリギリの仕掛けをあちこちに設置することになった。
ただ単に難しくするだけなら楽なのだが、「納得できる難しさ」というサジ加減が分かりにくくて困る。
プレイヤーは歴戦の猛者で、前作も解かれてしまった以上、より歯ごたえのあるmapを用意する必要があるとは思うのだが、こうして数多の作品が高難度化のドツボにハマっていったのだろうなぁとか、エディタ(あるいはxanaduのルール自体)の枠組みで作れる謎の上限スレスレまで来てるのではないか・・・という不安も拭えないんだよな。

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