すなわち、早めに起きることができたなら「体調に余裕あり」と解釈し、出勤前にV書店へ赴いてニュータイプとアニメディアを立ち読み。逆に遅くまで眠り込んでしまうようならば、体調に余裕なし&立ち読みに出かける気もナシと見なして、後日に先送り…というわけだ。
ところが、いざフタを開けてみると、NTTからの電話(←それも、緊急を要するような内容ではなく、どうでもいいような営業目的の…怒)で起こされ、しかも時間的には、V書店へ向かうには間に合わず、かと言って出勤するには早すぎるという中途半端なタイミングだったことから、とりあえず妥協案として、図書館に行ってアニメージュを読むことに。
近頃ずっと入り浸りだったことから、夏休みと言っても子供の利用者が少ないことは判っており、アニメージュについても他の誰かに読まれている心配は少ない…と踏んでいたが、その通り簡単に読むことができた(←なにしろ、まだ入館者が増える前の午前中だったとはいえ、発売直後の日曜日にさえ読めたぐらいである…まぁその時は「ほぼ毎日いつでも来られる俺としては、ここは日曜日にしか来られない利用者に譲るべきだろう」と考えて、手に取らなかったワケだが)。
例によって、この人に話を聞きたいが休載だった(←アニメ様のブログによると、連載再開については調整中らしいが、このままアニメスタイル誌に移行という事にでもなれば、もう完全に“古きよきアニメージュ”の雰囲気を残すページが消え去ってしまうな…)ことに加えて、他にも目ぼしい記事は無かったおかげで、かなり早々と読み進めることができたものの、半分ほど読み終えたところでタイムアップとなり、残りは後日に…ま、おおむね予想通りのペースと言えよう。
残り半分は、休日である19日に読了。日曜日、しかも家を出るのが遅れたせいで午後3時ごろという、最も利用者の多そうな日時であったが、とくに支障なく読むことができた。
編集部としては、どうにもクロノ•ストーン編に突入してからのイナズマイレブンは迷走気味で、これまでのように独り勝ち状況を維持できるのか不安なのでは無いだろうか? そんな状況において、黒子のバスケを表紙&巻頭特集に採用するのは、なかなか微妙な決断だったのではないかという気がする。
作品の方向性•クオリティともに堅実で、それゆえ着実に人気を積み上げてきたタイトルではあるし、今期の顔ぶれと読者の嗜好を勘案すれば妥当な判断と言えなくも無いが、果たして今後、イナイレと並ぶ(あるいは、代わる)ほどの人気タイトルにまで育つかどうか…という長期的な見通しは、かなり難しいわけで。原作の連載が続いている以上、アニメについても2期があるかどうかで大きく変わってくるだろうし。
しかし、声優インタビューでは(桃井ともども)遠慮されるわ、作画への指示では女の子扱いされてないわ、カントクが可哀想すぎるだろ! 俺はカントクかわいいと思うぞ…おもにコミカル系の描写においてだが(笑)。
黒子と同じくポスト•イナイレ候補のひとつと目されるマギも、先月号に引き続いて取り上げられるなど、まだ放送開始前にしては異様に肩入れされている印象…ピンナップまであったし。
それだけ、ガンダムAGE(←こちらも、今月も記事は掲載されていたものの、読者の需要というより制作側の意向じゃないのかと勘ぐってしまう…苦笑)で失ったモノが大きいという事なんだろうなぁ。
ほかに新作タイトルで目を惹かれたのは、武装神姫とファンタジスタドールぐらいか。
どちらも、バトルやシリアスよりは日常や女の子のかわいさに主軸を置いた作品づくりを志向しているようだが、ここ最近のバトルorシリアス系作品が駄作だらけなのを見ると、その方針は間違ってないだろうと思えるな。
とくにファンタジスタドールにおいて、谷口は監督を務めずプロデューサーに徹するというのが象徴的…個人的には、谷口には本気の──つまりシリアス系の作品で勝負してもらいたいところだけど、この作品の方向性とは合わなさそうだし、そういうのが得意なスタッフに任せるというのは、適切な判断だろう。
アルカナ•ファミリアは、キャラクターCDの出演声優たちが口を揃えて「今回は能登という相手役がいたので、独り語りだった前回よりも良かった」とコメントしていたのが可笑しかった…確かに本音なんだろうけど、腐女子に対する営業トークとして考えれば、ぶっちゃけ過ぎじゃないかと(笑)。
キャラ人気投票は、イナイレが全盛期に比べて弱体化しつつあるのは確かだけど、その空いた穴を単独で埋められるほどの強力な対抗馬は不在で、群雄割拠の様相。最有力候補と思われていた黒子のバスケ勢は、意外なことに先月よりも後退していたという…ただし今月号の特集を受けて、来月以降ふたたび躍進する可能性は少なからずありそう。
そんなわけで、今月の時点でイナイレに次ぐ勢力を敢えて挙げるなら、TIGER&BUNNYとけいおんということになるか。前者は、劇場版の公開が近いこともあって当面は安定した支持を得られそうだが、すでに人気はピークを迎えており、これ以上の伸びしろは少ない──すなわち今月の順位(←バーナビーが2位で虎徹もランク入り)を上回ったり、イナイレのようにサブキャラ連中までがランキングに顔を並べるような可能性は低い──と思われる。
一方のけいおんは澪を含めて3人がランク入りしており、他誌と比較すれば支持層が厚いようにも見えるものの、これは少数派に追いやられた萌えオタが、生存本能に基づき「腐女子の牙城を、少しでも突き崩すことが最優先」と考えた結果、大部分の票を集中させたのではないかと憶測…他誌と異なり、ほかにランクインを見込める有力な萌えキャラ候補が不在という状況では、マイナーな候補に投票して“死票”となるよりも、ランク入り濃厚な“勝ち馬”であるけいおん勢に一票を投ずることを選択したわけだ。
あまり関係ないけど、ここを書く参考にするためアニメージュ公式に行ったら、なぜか黒猫のバナーが…速攻でクリックすると(笑)、徳間は今回のコミケで、こんなものを売っていたそうな。
原作の出版元である角川なら分かるけど、なぜ徳間が俺妹を? まぁ、ほかの作品のグッズも販売していたようだが、それにしてもナゼ今のタイミングで俺妹推し?
しかし、既出の版権絵を使い回すだけのグッズで数千円とか、ほんとにボッタクリだねぇ…ま、ああいう場所では金銭感覚がマヒするんだろうけどね。
アニメージュ 2012年 09月号 [雑誌] |
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