木曜日, 5月 24

じゅうよん。

アフタヌーン立ち読みの代償として、ネット注文しておいたものをD書店にて購入。

全般的な作風として、エロ以外の部分も手を抜かずに描いているという印象。とくに巻頭の前後編なんかは、お互いが相手を好きになる過程や心情の描写にも力が入っており、「エロい」というよりも先に、ヒロインのかわいさ、健気さに“萌える”作品になっている。
しかし、この作風は諸刃の件でもあり、行き過ぎると“ストーリーのあるエロ漫画”ではなく“エロのあるストーリー漫画”になるという逆転現象が起こってしまうんだよね。巻末に載っている話──世界を憎んで、その破滅を願った少女と元・少年の物語──なんて、まさにその典型で、ほとんどアフタヌーン四季賞の応募作と言われても違和感がないレベル…いっそ岩見樹代子あたりと交換すればいいのに(笑)。

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