日曜日, 7月 31

アワーズ9月号

日付が改まってしまったが、30日の分。この日は泊まり勤務だったが、前日からの睡眠不足を解消できておらず、仮眠をとって体調の回復を優先すべきか悩んだものの、けっきょく昼間の長い休憩時間を利用してD書店へ赴き、アワーズの立ち読みを決行した。
ついでに図書館まで足を延ばし、予約しておいたSFマガジンを借りる…つもりが、図書カードを(つーか財布ごと)忘れたせいで取りに戻らねばならず、クソ暑い中を職場まで2往復する羽目になった。

エクセル♡サーガ
最終回。量産型エクセルの大群って、はいはい夢オチね…と思ったらマジだった(笑)。
ぜんぶ放り出して実質的にトンズラするという結末は“侵略(征服)それ自体が目的で、その後の具体的なことは何も考えていない”みたいなタイプの敵にありがちだな。
まぁ四王寺の言うように“主人公(エクセル)が世界の中心にあって、その都合に合わせてキャラやイベントが配される”という構造上、ストーリーがキレイにまとまることを期待する方が間違いなんだろう。

かみわたし─神様の箸渡し─(有馬啓太郎)
新連載。再会を約束した幼なじみの神様VS妹というベタな構図を含めて、いつもの有馬啓太郎という感じ。特徴的と言えそうなのは、神様は人間界と隔絶された異界に住んでいて、主人公だけが両世界の橋渡し(←文字通りの意味で)を行なえるという点か…これが“秘密を守るために奔走する主人公”みたいな古典的ドタバタのための下地なのかどうかは、今のところ不明。
萌え系作品がひしめき合っている電撃大王などと違って競争率は高くないから、よほどつまらない展開にでもならない限り、しばらくは様子見するつもり。

ウォースパイト~マルスの目~(竿尾悟)
こちらも新連載で、いつもの竿尾悟という感じ。こういう“敢えて読みたいと思うほどじゃない作品”は、早々に見切りをつけないと惰性でダラダラ付き合う羽目に陥ることは、過去の経験上(←例:エクセル・サーガ)明らかなので、今回でサヨウナラ。

それでも町は廻っている
尾行ファッションならコートも不可欠だろう…と言いたいところだけど、真夏にそれは、さすがにキツいか。
子供が描いたテキトーきわまりない絵から、全力でエロ妄想パワーを発揮するあたりは、さすが年ごろの男子高校生(笑)…ナウシカノーパン疑惑を思い出したわ。

天にひびき
コンサートは、チケットを完売して(←そのために、身内に泣きついて頼ることも多し)ようやく収支トントンだとか、ゆえに利益を出すためには物販──要するにCD──で稼ぐしか無いんだけど、その半分は本人の買い取らなければならない(←そしてコンサート会場の売り場で、本人がサインして手渡し)とか、この業界の世知辛い裏事情が語られる…どこも大変なんだなぁ。

ナポレオン~覇道進撃~
マッセナの降伏を受けて、フランス軍の通信・指揮系統は大混乱。全く同じ指令書が2通届いたり、直前の内容と矛盾する指令が来て、どちらが正しいのか判らなくなったりで、ランヌ閣下がお怒りです…イゼルローンを再奪取されたときのルッツみたいな状況だが、あっちはヤンの策略ということが明らかな分だけ、まだマシだな。こちらは味方の混乱が原因だから、怒りの持って行き場が無いっていう。
で、そのランヌがついに怒りを爆発させたコマなんだけど、やたら平坦に描かれているように見えるのは、単なる手抜きかあるいは演出なのか…? 明らかに演出と分かるほどの極端なデフォルメじゃないので、どうにも判別しづらい。
そして同じく次元の歪みが生じていたのは、巨体のヴィクトールが、自分の背後に部下の隠しながら進軍するというネタ…いや、絶対おかしいだろ! なんで気づかれないんだよ!?(笑) ドゼーは、今も“弾が避けてくれる”幸運が続いているだろうかと気にしてたけど、そんなに心配ならヴィクトールにぴったり張り付いていればいいと思うぞ。

ドリフターズ
ウォール・オブ・ストーンを水平方向に、しかも運動エネルギーの加わった状態で生成するのは禁じ手だろう…まぁ確かにD&Dのルール上でも、ウォール・オブ・アイアンテレキネシスで倒して、その下敷きになった者に10d10の大ダメージ(←通常の攻撃魔法と異なり、ST判定でダメージを半減できない点が優っている)を与えるという豪快なコンボ技が存在するけどさ。
この先、エルフさんは他にもD&Dの呪文を使うんだろうか? ポリモーフとかヴェントリロキズムとか…この世界だとプロテクション・フロム・ノーマルミサイルあたりが絶大な効果を発揮しそうだ。でもフライやらテレポートまで出してしまうと、興ざめするだろうな…まぁヒラコーは、そんなポカやらかさないと信じたいところ。

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