水曜日, 3月 16

アニメージュ4月号

今日は休日。朝から通勤電車に乗って図書館へ出かけ、アニメージュを読む。昨晩ほとんど眠らなかったからとはいえ、読んでいる途中、いつになく頻繁に仮眠を挟むことになり、読み終えるまで2時間以上かかってしまった。
ついでなので、会社で昼食を済ませてしまう(笑)…といっても、ストックしてあった袋ラーメンだけどね。帰りの電車を繁華街で途中下車し、シネコンでガンダムUCを鑑賞。
さらにその後、ゲーセンにも立ち寄ってダライアスバーストをプレイし、オリジンでIゾーンを初クリア…俺がルーラー苦手なだけというのもあるだろうけど、明らかにHゾーンより簡単じゃないか?

表紙&巻頭特集はけいおん。ページ構成が横倒しなのは、立ち読み防止には有効かも知れないけど、今回、図書館で普通に読んでも読みにくいことが判明した…それじゃ本末転倒だろ! カネ払って読んでる読者にまで、不自由を強いてどうする!?
巻頭のイナズマイレブンのピンナップは、メインで描かれているのが不動と久遠監督…って、この組み合わせでいったい誰が喜ぶんだよ!?(笑)

DOG DAYSは版権イラストが良かった…表紙のあずにゃんといい、今月号は全般的に絵のレベルが高いな。都築いわく「笑って流し見してくれるのが一番嬉しい」って、それは下手したら空気アニメにならないか? けいおんみたいなポジションを狙っているのかねぇ。
脇役として若本がキャスティングされていたけど、他のキャラを食わないように自重してくれよ。

攻殻SSSの3D化に関連して、先月から続く神山監督インタビューは“今の視点で振り返った攻殻”という話題へ。かつてはサイバー“スペース”やバーチャルリアリティのように“異空間的なもの”としてイメージされていたインターネットだが、いざ普及してみると単なる現実世界の延長、インフラのひとつにすぎなかった。
しかし日本人だけは今だに、かつての幻想にしがみついており、ネット上では別の自分に変身できると錯覚しているからこそ、匿名がメインであり続けており、実名ベースのフェイスブックが普及しない…という解釈には目からウロコ。しかし、これは“出る杭を打つ”という日本人の民族性(島国根性)に根ざした問題──閉鎖的なムラ社会が長く続いたことで染み着いた行動原理──だから、容易には変わらないだろうな。
SSSが少子高齢化だけでなく、無縁社会を予測していた面もあった…というのも、見落としていた視点。
小説の新連載も始まったけど、現在のネット社会の状況をフィードバックしたうえで、今の時代にも通用する“攻殻”というのは成立し得るのだろうか?

キャラ人気投票は、イナズマの攻勢が凄まじい…20位までに7人がランクインとか。デュラララの双璧も上位を維持しており、全般的に腐女子系が強さを見せた。対照的に、表紙を飾ったけいおんは順位を下げており、現行作品も相変わらずタクト、美琴あたりが辛うじて顔をのぞかせている程度と振るわない。

プリキュアは、今回で劇場版オールスターズDXが最後だとか…「新鮮さを失う前に幕を引く」というのは賢明な選択のように思えるけど、メンバーが増えすぎて収拾つけられないというのが本音かも? 戦隊やライダーのノウハウを活用すれば、まだまだ続けられそうな気もするが。

この人に話を聞きたいは新海誠。「ほしのこえに起承転結のストーリー性を付加したのが雲の向こうで、そこからSF要素を取り除いたのが秒速5センチメートル」という概説は分かりやすかったけど、こうして俯瞰してみると、見事に俺の好みから正反対の方向に遠ざかって行っているのが分かる(笑)。
ストーリーや設定の整合性を強化するのは一見すると進歩のように感じられるものの、そういう枝葉末節を大胆に省略して、大上段からテーマを振りかざした描き方を許されるのが、セカイ系(あるいはラノベ)の利点じゃないかと。
当時はゲーム業界の人間であり、ほしのこえは「ゲーム内の一要素である“ムービー”の延長」という感覚で作った。それゆえに普通の“アニメ”であると捉えたアニメファンとの間に認識のズレがあったのかも…との事。
最新作である星を追う子どもの紹介記事もあった──ちょうど今日、ガンダムUCを観たときに予告編も流れた──が、対談で言われているほどジブリ(あるいは日本アニメーション)作品っぽいようには見えなかったな。これはキャラデザが原因だろうか?


やはり、このあずにゃんは殺傷力高いわ。

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