木曜日, 10月 14

サンデー&マガジン

日付が変わってしまったが、昨日(13日)の分。この日は早出勤務で、前日の遅出勤務からほとんど睡眠を取れないまま仕事に臨んだのがマズかった。3年に一度──「始まって以来」とか、せめて「10年に一度」と言えないところが情けないのだけれど(苦笑)──の大ポカをやらかして、ドン底に落ち込んだ状態で帰宅する羽目に。
やはりxanaduのオリジナルマップ制作にせよエロゲにせよ、最低限の睡眠時間を確保できず生活リズムが乱れてしまうほどにのめり込んでしまうと後悔することになる…と頭では分かっているくせに、同じ失敗を繰り返してしまうのだから救いようが無いな。
一度こういう気分に陥ってしまうと、頭の中を嫌なことばかりが占めて負のスパイラルに捕らわれてしまい、なかなか立ち直ることが出来なくなる。かつて鬱病になった時も薬による治療は効果が薄かったし、時間をかけて少しずつ気分を向上させていく以外に妙薬は無さそう。
それでも何とか手っとり早く気分転換できないものかと、新たなエロゲを購入してみた…もちろん、睡眠時間を削らない健全プレイを心がけるという大前提だけど。
その購入資金をチャージするため自宅近くのコンビニを訪れ、ついでにサンデー&マガジンを立ち読み。

ハヤテ
かつては業界内でも同人誌に対しとくに厳しい姿勢で、同人誌作家を土下座までさせた事があるサンデーだが、売り上げの低迷から抜け出せない現実を踏まえて、とうとうこういうネタを認めざるを得ないところまで来たか…と思うと感無量、でもないか(笑)。
まぁハヤテ自体、人気のピークを過ぎた気配ではあるものの、他に並び立つタイトルが育っていない(←神のみはアニメ化でどこまで伸びるだろうか?)以上、まだまだ稼がなくてはならないわけで、原作者サイドによる多少のワガママも通ってしまうのだろう…と、根拠のない憶測。
連載6周年を記念して巻頭カラー&キャラ人気投票が行われるという状況を見るかぎり、一般の評価はそこまで落ちていないのかね? 前回の人気投票と票数を比べてみれば…と思ったけど、人気投票の票数なんていくらでも操作可能だろうし、実際の人気を判定するソースとしては信用できないか。俺自身としては、もはや投票に参加する気力も残っていないんだけどさ。

神のみ
危機的状況に追い込まれた主人公による、状況にそぐわない余裕ぶった言動は、夜桜四重奏(アニメ版)を思い出させる不快さだな。
制作側としては「追い込まれても希望を失わず、強い意志を持ち続ける姿こそが、主人公として相応しい」という意図なんだろうけど、実際には「状況の深刻さを理解できず、何の根拠もないのに楽観的見通しを捨てない単なるバカ。しかも状況がここに至った経緯には、本人にも少なからず責任があるはずなのに、全く負い目を感じていない」ようにしか見えないという…。
あと、この作品に“死”という重すぎるテーマは不向きじゃないかと…しょっちゅう死んだり生き返ったりするようなバトル系の作品であれば、作品内ルールとして「死とは、そういうもの」と割り切ることもできるだろうが、こっちはあくまで日常に根ざした作品だし、仮に死の可能性が提示されるとしても、それはギャルゲー的セオリーに則った悲劇フラグであるべきだろう。
要するに“死”という圧倒的なリアルに対して、「現実よりもゲーム」という桂馬のスタンスはあまりにも無力、あるいは見当違いに映ってしまう。今回の話でも、焦りも動揺もせず淡々と状況に対処する桂馬の姿は、心を持たない無機質な人非人のように見えた…「マンガやゲームが悪影響を与える」なんて戯言をほざく連中に与する気は全く無いが、それでもやはり“不謹慎”という言葉が脳裏をよぎったのは事実。
もちろん「桂馬が、我を忘れて取り乱した姿を見せるべき」だと言いたいのではない。かなり微妙なサジ加減を要求される演出になりそうだが、表情には焦りの色を見せつつ、途切れ途切れの言葉で適切な対処を指示する・・・ぐらいのバランスで描けば、上述したような“主人公に相応しい振る舞い”という印象を与えられたのではないだろうか?
ところで、作品内で“死”に対する割り切りの一番ひどい例といえば、ドラゴンボールの連載末期にあった「あとでドラゴンボール使って生き返らせるから、いま死んでも問題ない」という超絶セリフが思い浮かぶ…連載初期に死人が出たときの衝撃と比べると、ずいぶん遠くまで来てしまった感があるけど、思えばアレも死人が出るたびに、コミカルな冒険モノからハードなバトル系へと少しずつシフトしていったんだっけ。神のみも同じような道を辿ることになるのだろうか…?

絶望先生
参加者が増えると、一人あたりの発揮する力が落ちる…というリンゲルマン効果がテーマ。「引きこもりの人数が増えると、脱落する者が現れる(←単に室内に収まりきらず、押し出されただけ)」とか「アイドルグループの人数が増えると、一人あたりの可愛さが低下する」とか、羅列ネタの「人数が増えすぎた政党」、「数が多すぎて適当になる小ネタ」が面白かったぐらいか。
まぁ、これだけ気落ちしてる状態でゲラゲラ笑うのは難しいだろうし、面白いと認識できるだけでも上出来なのかも。何しろ今の心理状態は「生きているのが苦痛。でも死ぬのもイヤだし」という、まさに絶望先生と同じなわけで(←笑えねえ)。

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