火曜日, 6月 8

大阪万博

SFマガジンを返却しに訪れた際、たまたま図書館の棚に挟まっていたのを発見して、そのまま借りてしまった。
ちなみに分類コードは726で、これは漫画・挿絵・童画を意味するらしいけど、図書館で普通に(伝記や歴史などの学習目的で描かれたものを別にして)マンガを取り扱っていいのか!? まぁ確かに(この本の冒頭にも記述されているように)あずまんが大王という作品の歴史や関連グッズの情報を集積した資料としての価値は否定しないが、わざわざ図書館で所蔵するほどのモノかと問われれば…なにしろ後半部分は全てマンガ(アンソロジー)だぞ。
あえて根拠を求めるとすれば、かつて「日本のメディア芸術100選」に選ばれた(←つまり文化庁のお墨付き!)って事ぐらいかね?

こうやって改めて見返すと、かなり豊富にキャラグッズの発売されたタイトルだったんだな…そして俺自身、けっこう色々と買っていたという。ガチャポンフィギュアやキーチェーンは言うに及ばず、マウスパッドシールからぬいぐるみまで…ぬいぐるみだけは先日の大掃除で捨てちゃったけど、他の品物は今だに未練があって残してしまったし。
思えば、これほどグッズを買い漁ったタイトルは無い…というか正確には、これで学習したからこそ、以降は気に入ったタイトルでも買い漁りを控えるようになったわけで。

ほとんどのグッズに見覚えがある(←新商品が出るたびに、電撃大王の誌面でPRされるのだから当然か)中で、記憶にないのがC3限定販売用として企画された一連の商品。ガンダム関係のイベントだからということで、MSのコスプレ(と言っても、縄跳びを持たせて“グフや”とか、そういうコンセプト)をした大阪の描き下ろしイラストを、グッズ類に印刷して販売したそうな。
どうでもいいけど、グラブロ(←MA-07と表記されていたが、正しくはMAM-07ね)とビグロの共通の姿勢である「コタツに潜り込んで、上半身だけ外に出ている状態」って、むしろテレビ版のザクレロ戦で登場したガンダム+GファイターBパーツのモード(←こんな長ったらしい呼び方じゃなくて、正式な名称は無いのか…と思って検索してみたところ、「ガンダムMAモード」と呼ぶそうな)に近い気がするぞ。なお、両手に包丁を持ったバージョンは“ザクレロや”ということらしい。

後半の描き下ろしマンガについては玉石混淆。総じて、作者本来のタッチそのままのキャラデザなので、かなりキモい顔の榊さんやちよちゃんも散見されるのはご愛敬。まぁアンソロジーとは元々そういうモノかもしれないし、あとがきでも「あずまんがのパロディではなく、それぞれの作家さん本来の持ち味を発揮してもらった」みたいなこと言ってるので、納得するしかあるまい。
個人的に一番ツボにハマったのは、全く知らないカヅホ──芳文社系の4コマ雑誌で「キルミーベイベー」なる作品を連載中らしいが、なにしろ守備範囲外だ──の作品。かなりブラックな内容であり、ほとんどのネタで重傷者(←生死は不明)や行方不明者、あるいは犯罪者が発生していたりする…。
しかし思い返せば本家あずまんが大王にも、けっこうブラックな展開があったよな…多くの場合、夢オチということにしてフォローしてたけど。

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