金曜日, 2月 24

アフタヌーン4月号

今日は有休…昨日は臨時の泊まり明け勤務だったので大事を取ったのと、なにより休暇の消化を急ぎたかった事もある。努力の甲斐あって、年初の時点では14日分も残っており絶望的と思われた有休も、どうにか4日分まで減らすことに成功…このまま順調に行けば、年度末までに完全消化を達成できそうな流れである。
さて、前日の泊まり勤務の影響もあり、今日も昼過ぎまでは爆睡してしまったが、どうにか夕方には起き出して、通勤電車でV書店まで出かけることができた。発売日である26日が日曜のためか、ガンダムエース少年エースも前倒し発売されていたものの、どちらも袋で封印されており立ち読みは不可能だったので、当初の予定どおりアフタヌーン(←こちらはフリー状態)を読むことに。
3本も載っていた読み切りは(実績のある作者が、連載のインターバルに描いたというパターンじゃなく、四季賞を受賞した新人による本誌デビュー作なのだろうか?)総じてレベルは低く、しかも天地明察は休載だったので、全体としては読みごたえに乏しかったという印象。

謎の彼女X(植芝理一)
アニメ化決定記念の表紙&巻頭カラー…って、読んでないけどさ(笑)。そしてスタッフ&キャスト(←いちおうPVを視聴したところ、ヒロイン役の新人がヒドい棒読みだった)の顔ぶれを見て、0話切りすることを決意。こりゃ夢使いの二の舞になる可能性が極めて高そうだ…誰の責任か知らないが、学習能力ないなぁ。

げんしけん 二代目
ハトの過去エピソードは先送りされたか…まぁ、このシリーズのキモだろうから仕方ないとも言えるが、それほど期待しているわけじゃない身としては「そんなに勿体ぶるような話でもないだろ」と思ってしまうわけで。
個人的には、むしろ矢島の恋バナのほうを、もう少し話を膨らませて描いて欲しかったりする。お互い恋愛の不得手な男女が、近づいたり離れたり…みたいなベタな話で、最後は失恋ENDでいいから。まぁこの作者の手にかかると“ちょっと切ない”どころじゃ済まないドロドロ展開になりそうだけど(苦笑)。

リマスターズ!
男キャラを絡ませてきたのは意外…やはり“イタいけいおん”というよりは、はがない寄りの作風を目指しているんだろうか? その新たに登場した男キャラだが、やはりイタい系なんだけど、どうにも中途半端な感がある…実質的なハーレムものであるはがないのように話の中心に置けないのは分かるが、脇キャラとしてイタさが面白さにつながってない(←この点に関しては、もぎたて☆アイドル人間に登場するビジュアル系バンド連中のほうが、徹底したアホっぷりを発揮していて笑えることが多い)。
それを言い出したら、そもそも作品全体としてギャグの追求が手ぬるいというか、まだ方向性を模索している段階なのかもね。

まじめな時間
ストーリー的には進展が無いため、「相変わらず面白い」以外の感想が書けなくて困る(笑)。いま読んでる作品の中では、上位にランキングされるのは間違いないのだが。
今月号の後ろのほうに掲載されていたいつかのあの子(米代恭)という読み切りは、死んで忘れられていく人間の哀切を描いている点で少し似ていたけれど、比較すると、やはり本作が優れていることを再確認させられてしまうんだよな…。

臨死!! 江古田ちゃん
(禁止されているにも拘わらず)イベント会場に捨てられてしまった、ゴミを回収する仕事に従事する江古田ちゃんと、彼女にゴミを押しつけようとするDQNなイベント参加者との戦いがオカシい…理不尽な要求に対しては、こちらも退かない強かさが不可欠なんだなぁ(←押しに弱い人)。

四季賞ポータブル
異様なまでに薄くて驚いた…これは受賞した作品が、たまたまページ数の少ないものばかりだったというだけの事だろう(まさか本誌のほうで読み切りが多かったのは、こっちのボリューム不足を補うため…というのは考え過ぎだよな。ただ単に、休んでいる連載の穴埋め分のはずだし)。
薄いのはページ数だけじゃなく中身についても同様で、いわゆる賞向けの“選考員にウケる”作品としても不充分じゃないかと。例外は2本目のヤツぐらいかね…あれも、子供の“ごっこ遊び”にしてはセリフが凝りすぎという気もしたけど、その違和感も含めて作品の味ということなのか。1本目(大賞)と3本目は完全に力不足だけど、そこから“将来性”なんて不確かなものを見据えて評価しなきゃならないんだから、選考員も大変だわ(笑)。

さよならモノクローム(加藤祥子)
読み切り。美術の教育実習生である主人公と、問題を抱えた生徒との不器用な心の交流という、いかにも「四季賞を狙ってます」という感じの(笑)題材。今回の四季賞が↑な体たらくだったので、「これぐらいのを描けよ!」という編集部&選考員サイドの意思表示として掲載された作品だったりして…というのは、さすがに妄想が過ぎるか。

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