火曜日, 12月 18

初音ミクLSP

ヒマつぶしのつもりで始めたのに、気がついてみれば誰よりも早く(←少なくとも、状況を把握できるフレンド30人の中では最速で)レベル11まで成長させてしまっていたという…(苦笑)。いや、でも課金はしてないから!(←制作スタッフとしては、迷惑きわまりない話だろうな。こんな事していると、ますます課金プレイヤーが優遇されるようなゲームバランスに偏ってしまうかも…)
まぁ、さすがに申し訳ないから、デフォルトの2曲でパーフェクトが取れたら、次の曲(有料)を買ってチャレンジしてみるかね。これがダラバーSPだったら、クロニクルモードの全星系で合計10万円ぐらい払っても惜しくないんだが(←実際、1ゲーム=100円として、それぐらいプレイしまくってるし…)、アップデートまだぁ?

ミクLSPに話を戻すと、べつにミク厨でもない俺がハマってしまったのは、“アクションゲームとしての”スペシャルライブの面白さに尽きる…鉄球を避けながら、ひたすらハートをキャッチするだけというシンプルな内容なんだけど、ティンクルスタースプライツの連爆のような、本能に訴える爽快感があるんだよね。見た目に反して、けっこう難易度は高いし(←今だにパーフェクトは1回しか取れていない)。

巡業ライブで見て回ると、非常にこだわりを持ってインテリアの配置されたライブハウスもあって、どうやら“楽しむ”ことを目的としているプレイヤーも多い様子。俺のように、“攻略”するという姿勢でこのゲームに臨んでいるのは少数派なんだろうか? まぁ、このゲームの場合は「レベルを上げたから偉い」というワケでも無いしな。
レベルを上げるには、スペシャルライブを開くかトレーニングするか。後者にはカネが必要で、そのカネを稼ぐためには、やはりライブを開いて客からチップを得るしかない…というわけで結局、“より多くライブを開いた者の勝ち=ゲームをプレイできる、ヒマな時間の多いプレイヤーが有利”という結論に行き着くんだよね(苦笑)。まぁ“課金最強”よりはマシなんだろうけど。

しかし、細かい方法については工夫の余地があり、そこが吝嗇家たる俺の本領を発揮できる部分でもある(笑)。基本的な攻略法については、ゲーム内のヘルプや他所のサイトを参照するとして、そういう定石から外れた“下品な”テクニックについて、幾つか書き連ねてみよう。

●得られるチップの額を、なるべく多くする。
・客1人あたりのチップの相場は“ごうかさ”によって決定されるので、できるだけ“ごうかさ”が上昇するようなインテリアを配置するのが基本だけど、あまり多く配置すると今度は、収容できる客のキャパシティが減ってしまうのでバランスを心がける。
・“ごうかさ”の上昇度はインテリアのカテゴリーによって決まっており、カテゴリーが同じならば、高級品でも安物でも上昇度は変わらない模様。だから、見映えなんて気にしないで(笑)なるべく安い品を数多く配置したほうが有利。
・フレンド登録したプレイヤーが巡業ライブに来てくれたり、こちらから出かけるとスクラッチカードをゲットできるが、その景品のうち、“ごうかさ”を大きく上昇させる物は配置し、それ以外は売却して資金を稼ぐ。上昇度が同じであれば、なるべく高値で売れる物から優先して処分するように。
スタッフは直ちに解雇する。ドリンクの配布しか能がない(←これって、客のボルテージを上げるだけなのかね? それなら別に、スペシャルライブを開けば普通に上げられるし)うえに、客1人分のスペースを無駄に食ってしまうので、むしろ邪魔。

●スペシャルライブで、ハートをキャッチしやすくする方法
・非常に重要なのは、曲の選択…正確に言うなら、背景に流れるミクのダンス映像の選択である。きめ細かくカットが切り替わったり、スポットライトの光が映り込んで眩しかったり、カメラの視点が激しく動き回ったり、あるいはミク自身が激しく動き回ったり、肌の露出している部分(←顔など)をアップで映し出すような映像が多く流れる曲は、なるべく避けるように。
これは、そういった映像が背景に流れていると、ハートが見えにくくなって、取りこぼす確率が上がってしまう為である。デフォルトの2曲で比較するなら、マージナルよりも荒野と森と魔法の歌のほうが、難易度が低い…でもダンス映像だけ見ると、個人的にはマージナルのほうが好きなので困ったものだ(笑)。やっぱりカットがビシバシ切り替わったり、カメラアングルもグリグリ回ったほうが、見ていて楽しいし。ダンスについても同じく、バリエーションが豊富でアクティブに動き回るほうが、そりゃ見ている分には楽しいに決まってるわな。
・同じ理由で、ミクのモジュール(衣装)についても、できるだけハートが埋没しないような物をチョイスする。まず肌の露出度に関しては、どの衣装も大差なさそうなので、決め手は布地のカラーリングということになるか…白や明るい色が多く使われている物は、着せないのが無難。そんなわけで俺は、“オリジナル”をそのまま使っている…べ、べつに衣装代をケチっているわけじゃないぞ!

日曜日, 12月 16

GUNSLINGER GIRL 第15巻 with Libretto!II (特装版)

ニュータイプ立ち読みの代償として、A書店にて購入。

そもそも最初に電撃大王を読み始めたキッカケは、よく覚えていない。現光景として思い浮かぶのは、当時(='98年秋クール~'99年冬クール)WOWOWで放送されていた鉄コミュニケイションのアニメ版に関する巻頭特集で、それからしばらくは、漫然と鉄コミを読んでいたはずだけれど、それが目当てというほど入れ込んでいたワケでもなかった(←当時としても、微妙な評価の作品だったし)。
一方、同じ頃に創刊された電撃ホビーマガジンも読んでいたが、ある時そこに──自社作品の宣伝企画として──掲載されていた榊さんのフィギュアと、本編4コマを何本か選りすぐった宣伝ページに興味を惹かれる形で、あずまんが大王を読み始めることになり、そのままズブズブと深みにハマっていった感じだな。
思えば、当時“電撃系のアニメはハズレばかり”というジンクス(←鉄コミ銀河戦国群雄伝ライなんてどーでも良かったけど、ブギーポップをあんな駄作にしたことだけは許せん…まぁ当時は、まだラノベをアニメ化するノウハウが手探り状態だったから、致し方ない面があったのは承知しているが)を最初に打ち破ってヒットを飛ばしたのが、あずまんが大王だったっけ。
それはさておき、あずまんが大王の連載終了とガンスリの連載開始が同時期であることから考えても、あずまんが亡き後の電撃大王を読み続けるうえで、最大の牽引力として存在したことは間違いないだろう。そして、電撃大王本誌を読まなくなった後も読み続け、この作品の終了とともに、俺の電撃大王との関わりも完全に終わったというわけだ。


ニュータイプ2013年01月号

そもそもの発端は、例のGUNSLINGER GIRL第15巻の発売日の件。けっきょく特装版も通常版と同じく、15日の発売らしい…と判明したのは、その当日になってから(苦笑)。
ところが、あいにくの空模様なのでO書店までチャリンコで行くのは難しい状況。しかも当日は泊まり勤務であり、V書店やK1書店が開店するよりも早く出勤しなければならず、こうなると最後の手段は、休憩時間を利用して仕事中に抜け出し、D書店に赴くしかない…のだが、残念ながら通常版しか見当たらなかった。せめて、どちらも売っていなかったなら「入荷が遅れているのかも…」という希望も抱けたのに(苦笑)。
さらにネット書店のほうも軒並み、売り切れ状態だったり…例によってAmazonでは中古品が、転売目的と思しきボッタクリ価格で売りに出されているし(怒)。

そんなわけで、明くる16日になってから、必死で探し回るハメに…まずは夜勤明けを終えて帰りの電車を途中下車し、K1書店とV書店をチェックしたものの、やはり売っているのは通常版のみ(←こうなるのは分かり切っていたはずなんだから、出版サイドも特装版をもっと多めに刷っておけよ!)。そして家に帰ると直ちに──選挙?そんなモンは後回しだ!(笑)──チャリンコに乗ってO書店に向かったが、結果は同じ。
こうなると、あとは馴染みがある本屋としてはK2書店ぐらいなのだが、望みは薄いし、位置的にも遠いうえに孤立している。それならば、駅前繁華街に居並ぶ大手書店を片っ端から見て回るほうが確率も高いだろう…と判断。振り返ってみれば、iPadを買おうと思い立ったとき以来、駅前繁華街に行くのも久しぶりだな。

ついでなので、残り3枚まで減ってしまった図書券を補充すべく、ルート上にある金券ショップにも立ち寄ってみたものの、あいにく成果なし。だが、目当てのGUNSLINGER GIRL特装版のほうは、2番目に訪れた繁華街最大クラスの書店(←今度いつ来ることになるか分かったもんじゃないけど、いちおうA書店と名付けておこう)にて、結構あっさりと見つけることができた。
で、「どうせ買うのなら、立ち読みの代償にしよう」と考えてアニメ雑誌コーナーに行ってみたところ、アニメディアはシュリンクされていたが、ニュータイプはフリー状態で立ち読み可能であり、読ませてもらうことにした…というわけだ。
なお、前日に訪れたD書店では、逆にアニメディアのみ見本誌形式で立ち読み可能だったけど、わざわざ読みに行くかどうかは、まだ決めていない。ちなみにO書店は、両誌とも立ち読み不可。K1書店とV書店については、ガンスリの事しか頭になかったせいで、アニメ雑誌をチェックするのを失念してしまい、不明(笑)。
あと、帰路につく前に、A書店と同じビルにテナントを構えている金券ショップを覗いてみたところ、図書券は無かったがホビットの前売り券を1290円で売っていたので、一緒に見に行く友人の分も含めて購入…これは想定外の収穫だった。

表紙&巻頭特集は、マギ。まぁ巻頭と言っても“幾つかある特集のうちのひとつ”みたいな位置づけで、編集部としても、どのように評価すべきか決め兼ねているのかも?
キャラ人気投票を見ても、今ひとつ伸び切れていない印象だし…とはいえ、上位にいるのはSAOゴティックメードといった角川系だから、実質的にはトップクラスなのかも知れないけど(そういう点も含めて)外様の作品としては、これが精一杯なんだろうか。

で、それ以外の巻頭特集としては、まず中二病たまこまーけっとという京アニ作品ペア…って、アニメージュと同じかよ!(笑)まぁ六花がキャラ人気投票で2位ということを考えれば、妥当な扱いではあるんだが。
ところで、氷菓先月から大きく順位を落としていたりするんだけど、まさか六花の躍進とバーターだったりしないよな? 制作会社で投票先を決めるような“京アニ原理主義者”みたいなのが、そんなに多数いるとは考えにくいし…つーか、考えたくねぇ(苦笑)。まぁFate/Zero勢も同じように、男女両部門において下位に後退しているから、恐らくはトレンドの変換期ということなんだろう。

ただしゴティックメード勢の上位ランク入りについては、そういうトレンドとは無関係だろ!(笑) こちらも相変わらず巻頭での特集が続いているけど、さすがに上映の始まった(←つーか、もう終わったのか? こちらが受け身でいる分には、まったく情報が入ってこないので、ほとんど話題になっていないように思えるんだが…)今月がピークだろうし、さほど人気が長続きするタイプとも思えん…とか言って、かつてのアニメージュランキングにおけるナウシカみたいに、アンタッチャブルで1位を占有し続けたりしたらどうしよう(笑)。
ちなみに今月は、謎の男(笑)と謎の女(笑)、そのほか約1匹の、中の人たちのインタビュー記事を掲載。どうやら(FSS世界とのリンクなども含めて)ネタバレ禁止を徹底されていたらしく、なかなか自分の演じた役や作品について語ることができずに、ストレスが溜まっていた模様…だからと言って、作品タイトルをはぐらかしたまま一方的に感想をしゃべって電話を切るとか、それじゃただの“怪しい人”みたいだろ!(笑)

新世界よりは、瞬の中の人──12歳バージョンと14歳バージョン──同士による対談。キャラクターの心理に関する解釈や演技プランを相談したり、出番が無いにも拘わらずアフレコに立ち会ってもらったりと、かなり気合いを入れて協力しながら、キャラを作り上げていったという感じだな。
そこまで入れ込んだ作品なのに、制作のゴタゴタによって作画・演出が足を引っ張るような形になってしまったのだから、同情を禁じ得ない(涙)。

来年の業界展望で興味深かったのが、
東京スカイツリーによって、東京MXだけで首都圏を幅広くカバーできるようになる

番組側としては、MX1局だけで済ませた方が都合がいいので、UHFの存在感が低下

これまでUHFに頼ってきた地方では、視聴できない作品が増加
…という経緯によって、地域格差が拡大するという懸念。
もっとBSデジタルでの放送やネット配信を前倒しで行なうことができれば、簡単に地域格差なんて無くせると思うんだが…そういう“誰でも思いつくはずの、簡単なこと”が、いつまで経っても実現されないという事は、それなりの理由があるんだろうなぁ。

イベントレポートで気になったのが、しろくまカフェのBD購入者を対象に開催されたイベント。掲載されている写真を見ると、思ったよりも多くの参加者が写っているんだよね…BDの売り上げ枚数から考えると、購入者に占めるイベント参加者の割合はかなり高いという計算になるわけで、ひょっとして買った人の大半は、このイベントに参加するのが目的で買った声優ファンなんだろうか? 俺みたいに、作品の面白さに対するお布施としてBDを買ったというのは少数派?
まぁ、そういう“イベント参加権をエサにしてBDの売り上げを伸ばす商法”も、喜んで釣られる者の存在があってこそ成り立っているのは事実だし、一概に否定はできないか(苦笑)。

金曜日, 12月 14

アニメージュ 2013年1月号

今日は有休。昨晩とくに何かしたワケでも無いんだが、目を覚ましたのは昼過ぎというスローペース。ただし起きた後は、無線LANルータの接続に成功したり、英雄伝説IIのラスボスに勝利してクリア達成したりと、先日からの懸案をまとめて解決。とはいえ、まだアニメ雑誌には全く手をつけてないし、そろそろ年賀状も作らなきゃならないし…で、忙しないことには変わりない。
にも拘わらず──無線LANの接続に成功したものだから──ついついミクLSPをやり込んでしまったりして、出かける気分になったのは陽が暮れてから(苦笑)。この時間からだと、図書館が閉館するまでにアニメージュを読み終えることができるか微妙だったし、先に書店でニュータイプアニメディアを立ち読みする方が確実ではあったのだが、どうせ後日GUNSLINGER GIRL特装版を購入するために再び赴かなければならないので、それなら二度手間になるのは避けるべきだろう…と判断。けっきょくアニメージュを優先することにした。
しかし、いざ読み始めたところ、なぜか疲労感から激しい眠気に襲われ、読む時間と眠る時間が半々というペースになってしまい、遅々として読み進められず、どうにか半分ほど読破したところで時間切れに。残り半分については、17日の休日に読了。

表紙&巻頭特集は、たまこまーけっと…って、これは意外すぎた。巻頭特集はともかく、これじゃまるで、今期は表紙を飾るに値する作品が無いみたいじゃないか! まぁアニメージュ読者的には、そうなのかも知れんなぁ…今さら黒子のバスケというのも体裁が悪い(←記事そのものは、今月も変わらず掲載されているけどね)だろうし、イナズマイレブンは近ごろ、あまりアニメージュ読者層には受けないような展開が続いている感じだし。
まぁ実際には、新作であるたまこまーけっと単体というより、現行作品である中二病と合わせて京アニの特集というのが正確なところであって、むしろ中二病のほうが多くページを割り当てられているものの、こちらも第11話の内容を見るに、手放しで賞賛できる雰囲気でも無くなって来たしなぁ…最終回で一発逆転できれば良いんだが。
まさか編集部は、中二病が失速すると見越して、新作のたまこを先行して取り上げたのでは?というのは、さすがに勘ぐり過ぎか。つーか、そのたまこにしても、個人商店だの商店街を題材にして、人間同士の絆を描く…なんてスタンスは、──少なくとも、現時点での情報を見たかぎりで受ける印象としては──二重の意味で(←普通の意味に加えて、すでに昭和ノスタルジーのブームは過ぎ去ったという意味においても)時代錯誤のように思えるんだが。まぁBGMに関する話の中で、「ノスタルジックな方向を志向するのじゃなく、あくまで現在の話として」と言っていたし、そこはキチンと考えているのかね。

劇場版イナズマイレブンVSダンボール戦機については、別冊付録にて大々的に特集。コラボ相手の人気を間借りする形とはいえ、ようやくダンボール戦機も、これほどのページをかけて取り扱われるようになったか…。
しかし──けっこう内容に関するネタバレも含んでいた(←まぁ、もう公開された後だから仕方ないか)──監督の解説によると、やはり相当数のキャラに見せ場を作りつつ話をまとめるという無茶な構成上、どうしてもキャラの言動やストーリー展開から、不自然に感じられる部分を完全に取り除くことは難しかったようで…まぁ、そういうのはイナイレで慣れているから、多少のことは大目に見るけどさ(苦笑)。

OVAレビューは、2本とも個人的には興味ない作品だったものの、テイルス・オブ・何たら──シリーズ多すぎて良く分からん(苦笑)──の最終巻では、珍しくあさりよしとおが☆4つだったり、おとボク2の第2巻では、あさり(☆3つ)よりも厳しい評価をつけたレビュアーがいたり…と、なかなか波乱に満ちた内容だった。
しかし“お嬢様学校なのに、安物のパイプ椅子を使っているのはオカシイ”とか、ツッコミのレベル高いなー(苦笑)。

キャラ人気投票では、プリキュア勢が大挙してランクインするという予想外の展開を見せた。もちろん作品そのものが面白い(←俺は見てないから、よく知らんけど)のは言うまでも無いとして、これまで毎月のように記事を掲載し、地道に布教を続けてきた編集部の努力が実ったという面もあるだろうし、多数派を占める腐女子勢に押されて散り散りの状態だった萌えオタ票が、ようやく行き場となる作品を見出して殺到したのではないか…とも考えられる。
まぁ何であれ、これで俄然おもしろくなってきたのは間違いなく、来月以降どのような展開を見せるのか楽しみだな。

英雄伝説II 終章

風ザナはI(全12章)からII(全6章)にかけて文字通り半減したのに対し、この英雄伝説シリーズは1(全6章)から2(全5章)なので、それほどボリュームがダウンしたという印象は受けないな…前作の地上世界をそのまま引き継いだうえに地下世界も加わったことで、むしろ空間的には増大しているとも言えるし。
改めて本作を振り返ってみると、ダンジョンがブロック単位に区切られていなかったり、異様に長い一本道や似たような構造の分岐を繰り返し登場したりと、正確なマップの作成を困難にさせようという意図が見受けられる。その影響もあって地下世界が広大に感じられ、また実際に踏破するのに相当の時間と労力を要したことから、少なくともボリューム面では満足すべき内容と言えるだろう。

ただし、そういった評価をもたらした地下通路も、この終章においては出番なし。また新たな街や住人も登場せず、ひたすら最終決戦の舞台となるグロストス城を攻略していくことになる。
城の内部は、部屋と通路を組み合わせたスタンダードなダンジョンや、それを見下ろす上層のキャットウォーク、城壁の上や中庭などバリエーション豊か。中には、イースサルモン神殿を彷彿とさせる造りも見受けられたが、次々と発生するサブクエストに翻弄されて各所を走り回らされた向こうに較べると、本作はシンプルな展開を見せる。

いちおうレジスタンスの侵攻(←陽動を含む)という背景に沿った形で進んで行くワケだが、何度も行ったり来たりする必要はあまり無いし、マッピングしなくても多少の試行錯誤を繰り返せば確実に先へと進める程度の複雑さ(←これはサルモン神殿や、その前のダームの塔以来の、ファルコムの良き伝統だな)なので、大して手こずったという印象は無い。

モンスターに関しては“普通に強い”と言ったところか。どちらかと言えば呪文を使ってくる奴が多いため、どんな特殊能力を持っているのかという点を期待していた身としては、あまり楽しめなかった(苦笑)。
しかも、ほんとに終章かよ?と疑いたくなるほど、出てきた連中は次から次へと眠りに落ちて行くし…中ボス(←出現位置固定、BGMもボス戦用)と思しきブラックナイトですら例外ではなく、ほとんど「もう聖なる杖だけでいいんじゃないかな」状態だったワケで、やはりこれはゲームバランス的に違和感ありと言わざるを得ない。

終始こんな感じだったならともかく、第3章が難易度的にピークだったというのは、どう見ても歪だろう。ここは“英雄伝説=ドラクエもどき”という原点に立ち帰って(笑)、ならば英雄伝説IIドラクエ2に該当するから、そのラストはロンダルキア並みに過酷な戦いを強いられるようにすべきだったのでは?
特殊能力で面白かったのは、せいぜいバイオレッドの眠り無効化ぐらいかね…で、上述したように聖なる杖があまりにも有効だったものだから、パーティ内で最も強さが低くすばやさの高い(←レベルアップ時におけるパラメータ配分は、デフォルトのまま弄らず)フローラに常備させるような流れになったのは、ある意味で必然だった。その結果、フローラ聖なる杖を使って、バイオレッドを眠らせる→すぐにバイオレッドが起きる→またフローラが眠らせる→またまたバイオレッド起きる…という、激しくもバカバカしい応酬が展開されたのだった(笑)。


マップ、モンスターともに、さほど手ごたえを感じられないまま進んでいくと、いつの間にやらラスボスの待ち受ける最深部までたどり着いてしまった…と、ここで中ボス戦をはさんだ後、アトラスが唐突に「ここから先は一人で行く」とか、ちょっと前に聞いた覚えのあるセリフを言い出したもので、思わず笑ってしまう…いや、本来こっちの方が先に制作されたことは分かっているけどさ(笑)。
しかし、アクション方式のイース風ザナならばともかく、本作のようなターン制コマンド方式では、ラスボスとタイマン勝負しても盛り上がらんだろ(笑)…ドラクエ1のVS竜王戦ぐらいが精一杯ではないかと。

…で、仲間たちの暖かい説得(笑)をあっさり受け入れて、やっぱり全員で攻め込むことにしたものの、これまでと違って、なぜかパーティーメンバー全員がゾロゾロと金魚のフン(←要するにドラクエ、もしくはグラディウスのオプション)状態で連れ立って歩くようになって「何じゃこりゃ?」と思ったら、渡っている途中に橋が崩れて、最後尾のシンディが谷底に転落するというイベントのための演出でした。

むぅ、これは落下した衝撃でシンディの仮面が割れる&記憶を取り戻す展開だな、きっと。ラスボス戦でパーティーが窮地に陥ったところに、絶妙のタイミングで駆けつけてくれるに違いない! …と思いきや、戦いが始まる前に早々と戻ってきちゃったよ(笑)。
つーか、シンディの正体って、あの白竜だったのか…確かに辻褄は合うな。クリアした後に改めて、直前のセーブポイントからやり直し、シンディの転落後に関係者への聞き込みを行なって、納得。とはいえ、じゃあ(シンディローという俺の説は、半ば冗談だったにせよ)途中でフェードアウトしたローは、結局どこへ消えたんだ? エンディングにも見当たらなかったし…俺が気づかなかっただけ?

さて…いよいよラスボス戦だが、さすがに初戦は第2形態の連続攻撃の前に、為す術もなく敗北。けれども、確かに圧倒的な強さではあったものの、どちらかと言うとラスボス戦用に貯め込んでいたビスナの実(←全員のMPを完全回復する効果)が、じつは戦闘中には使用不可だった…というマヌケな計算違いのほうが、苦戦の原因だったような気がするぞ(苦笑)。
ともあれ今のままで勝つのは難しいだろうし、もうちょっとレベルアップしてから再挑戦しようと考え、とりあえず城の最深部に近い場所を往来して、ザコモンスター相手に経験値を稼ぐことに。
そこで偶然、エリクサーがあった部屋に再び迷い込んだところ──普通なら一度開いた宝箱は空っぽになるはずなのに、この宝箱だけは特殊な仕様らしく──元どおりになっていて、もう一度エリクサーをゲットすることができた。
ひょっとして、こうして何度でも復活するのなら、持てる上限いっぱいまでエリクサーを回収し、それを利用してゴリ押しでラスボスを倒す…というのがデザイナーの意図なんだろうか?とも思ったが、あいにく仏の顔も三度までらしく、4度目に部屋を訪れた時には、件の宝箱は空のままになっていた。

仕方なく、エリクサーを3個だけ携えてラスボスに挑み、またもや全滅。しかし、その際たまたま苦しまぎれで使用したレストナキノコ(←全員のヒットポイントを500ずつ回復する効果)が、けっこう有効なのではないか?と思いついたことから、これを買えるだけ買い込んだうえで三度目のチャレンジ。
ラスボスが第2形態になった後は、オビスで即死させられてしまうリスクを回避するため、インパスダナムといった補助呪文を唱える手間も惜しんで、いきなりサイレスを使って互いの詠唱を無効果。
そのせいで与えられるダメージが少なくなり、ますます戦いが長引いてしまったものの、アトラスシンディの2人による攻撃力の総計は敵の回復力を上回り、確実にダメージを累積させてゆく。そして攻撃手段を持たないランドーフローラの両名が、キノコを用いた回復役に徹することで敵の猛攻を耐え切り、ようやく勝利することができた。

ストーリーを適当に聞き流してきたせいか、エンディングを見ても今ひとつピンと来ないというか、そもそも「ところで、こいつ誰だっけ?」みたいなキャラが多くて困る(苦笑)。(人間体としての)シンディが欠けた分の賑やかし役というわけか、いつの間にやらレジスタンスの娘──名前忘れた(笑)──が、ヒロイン2号みたいな位置づけに収まってるし。

ところで、アトラス“皇太子”ということは、あの後継者がいなかった王国は結局、アトラスの王国と合併して、帝国になったって事かね? 本編内でも──俺が覚えているぐらいに(笑)──しつこく言及して伏線が張られていたから、べつに唐突というワケでも無いんだけど、一般的には“王国が主人公サイドで、帝国は悪役サイド”というイメージが強いので、ちょっと違和感はあるな。


プレイを終えての総合的な評価としては、前作と同じく“凡作どまり”といったところか…まぁシステム面に関しては、RPG黎明期の作品と比較するのは酷だと思うものの、やはり先行作品との類似性が強いという印象は拭えない。ストーリーも凡庸だし(←この点については、もちろん時代性を考慮しなければならないけど)、風ザナソーサリアンのように──いささかゲームの本分からは逸脱するが──BGMの質と量が圧倒的であるというような、独自の強みを有するわけでも無い。
敢えて良かった点を挙げるとすれば…地下世界のマップが、それなりに手応えがあった事ぐらいかね。ワープや隠しドアといった搦め手に頼ることなく、普通の通路の分岐だけで、あれだけ眩惑させられたのだから大したものだ…この点では、ストーリーやBGMのような副次的な要素に依存せず、純粋に難しさを売りにしていた時代のRPGに近い位置づけの作品と言えるのかも?