金曜日, 1月 11

アニメージュ 2013年 2月号

今日は早出勤務。数日前から睡眠時間の不安定な状態が続いており、今日も非常に強烈な睡魔に襲われつつ、紙一重で乗り切ったという感じ…なので本来ならば、仕事を終えたら直ちに帰宅して眠るべきなんだろうけど、今月は職場の健康診断やら、それに備えてのコンタクトレンズ定期検診、さらに友人の引っ越しを手伝輪なければならない等、いろいろと休日の予定が立て込んでいるため、なるべく早めに他の用事を片付けておく必要があるんだよね。
そんなワケで、“クール開始直後の月は、できるだけアニメ雑誌を読むのは先送りすべき(←視聴する作品の本数を絞り込めば、余計なページを読まなくて済むため)”というセオリーに反して、図書館でアニメージュを読んでしまうことに。ニュータイプを立ち読みするという選択肢もあったけど、今の睡眠不足でコンディション劣悪な状態では無理だろうと判断した。
相変わらずこの人に話を聞きたいが休載だったり(←来月から再開だそうな)、全般的に読み応えのある記事が少なかったこともあり、およそ4分の3ほど読み終えることが出来たものの、そこで集中力が限界に達したので切り上げて帰宅し、残りは17日の有休を利用して読み終える。

結論から言うと、上述したような懸念は杞憂に終わり、冬クール新作に関連する記事は非常に少なかった…たまこまーけっとぐらいか? そのたまこも、第1話を見た限りでは全く惹かれるものが無かったし、やはり“冬は二線級を投入して、本命タイトルは春まで温存する”というのが、業界の基本戦略なのかね。
表紙&巻頭特集は、2期の制作が正式に公表された黒子のバスケ…とはいえ、まだ制作されることが決定したというだけで、具体的な話は何も決まっていないような状況なんだから(←もちろん、原作や1期の参考に、ある程度の予想は可能だろうけど)、極論すれば第一報だけ載せて2ページで済ませることも可能だったろうに、監督インタビューやら主演声優2人の対談やら、気合い入り過ぎの内容だった(笑)。
イナズマイレブンの人気が衰退の傾向を見せつつある(←今月は、劇場版の宣伝も終わってページを縮小されたせいで、余計にそう感じられてしまう)現状で、編集部としては「急いで次の看板タイトルを確立しておきたい」という思惑があるのかもね…その点で黒バスは、人気度においては文句ナシではあるものの、例の事件がどのように影響するか読み切れないのが問題だな。

意外だったのは、今年の夏に公開されるジブリアニメの新作2本が、同時上映じゃないという事。なんだかなぁ…ダブルスコアぐらい差が開いて、高畑監督が毒づく未来しか視えないんだが(苦笑)。いや、“良識ある”大人(失笑)なら、むしろ子供にかぐや姫の物語のほうを見せたがるかも知れないから、興行成績の段階では互角ぐらいの展開になる可能性もあり得るか。しかしBD/DVDの売り上げ枚数では、明らかな差がつくと(笑)。
鈴木Pとしては、別々の上映にすることで興行収入の倍増を狙えるメリットの方が大きいという計算なのかね? まぁ興行成績に関係なく、多分これが高畑監督作品になるだろうし、仮にコケても大した傷にはならないという…。

年末年始集中連載の3DCGアニメの現在・現場と未来は、今月はコードギアス 亡国のアキトなどを手がけたオレンジの取締役インタビュー。
“不良”を自称し、指示された通りに作るだけでは満足できないという性格だけあって、自分がいいと思うように作ることを善しとしてきた──ハイリスク・ハイリターンなやり方だと自覚しているだけに、始末が悪い(苦笑)──そうだが、果たしてそういうスタイルは、どこまで通用するんだろうか?
今は、まだCGアニメ制作の技法が確立されていない過渡期だから何とかなっているにしても、いずれ洗練された手法が編み出され、それが資本・人員の豊富な組織に浸透してしまうと、けっきょく個人のスキルやセンスに頼った旧来のやり方では、まともに対抗できず廃れていく…つまり、限られた層にしか受けないオタク向けアニメと同じような道をたどる事になるのではないかと。
現時点で、すでにハリウッド式の巨大資本に敵わないのは致し方ないにしても、将来的に(規模とノウハウを獲得した)韓国や中国勢にまで追い抜かれるという、製造業と同じ失敗を繰り返すことだけは避けてもらいたいものだ。

キャラ人気投票は、新年号の恒例として第100位までを掲載。しかし、先月のプリキュア大躍進とは何だったのか…(笑)。けっきょく今月は、またイナズマイレブンVS黒子のバスケの2大勢力が激突するという、以前の状況に逆戻りしてしまったし…ちなみに人数ではだいたい互角だが、順位では霧野のトップをはじめとしてイナイレ勢が優勢。でも2期制作決定のニュースを踏まえると、来月以降の伸び代は黒子のほうが大きいかもね。
それにしても、一体どういう層がプリキュアに投票したのだろう? 今月のベスト100までを見渡しても、やはり萌えオタの総数というのは、それほど多くなさそうなんだよね。せいぜい6位を六花にするのが精一杯で、あとはけいおんぐらい(←しかも、これらには女性票も混じっていそうだし)。ニュータイプの女性部門で上位にランク入りしているようなメンツは、アスナでさえベスト20に届かない(←これはアンチ角川補正と勘ぐることもできるが、真相は不明)という有り様。
ちなみに今月の読者イラストコーナーはプリキュア特集であり、そこに記載されていた編集部コメントによると、おもな投稿者は女子中学生だったらしい…なので、キャラクターランキングでプリキュア勢に投票したのも、同じ層であるという可能性も考えられるか。
なお、こういった勢力図に割り込みをかけているのがマギ勢…といっても2位のアラジンが図抜けているだけで、人材の厚みという点ではイナイレ黒子には劣る印象。しかし逆に考えると、アラジンに票が集中することで、首位を奪取する展開もあったりして?


なおアニメディアニュータイプについては、今月はV書店、O書店、K1書店のいずれにおいても、シュリンクもしくは売り切れ状態で立ち読みは不可能だった。まぁ冬クール新作が予想以上に不作だった事もあって、それほど「アニメ雑誌を読みたい」という気分でもないから、別にいいけどね。

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