残りは60%ほどもあり、こりゃあ2回に分けて読まなきゃ片付かないのでは…と危惧したものの、けっきょく24日に一気読みしてしまった。この日は早出勤務で、休憩時間は確実に仮眠をとる&仕事を終えたあとに遅めの昼飯を食らい込むなど、充分にコンディションを整えたうえで臨めたこともあったが、やはり最大の理由は、春クール作品に関するページの大半を読み飛ばせたことだな…なにしろ取り上げられていたのはヴァルヴレイヴにデビサバ2、カーニバル、さらにレールガンやうたプリ2といった続編モノなど、すでに切った作品ばかりで、例外ははたらく魔王だけという惨状だったし。
また夏クール作品についても、いちおう目は通したものの、Free!にBROTHERS CONFLICTといった腐女子向けのタイトルやら、デビサバ2と同じスタッフということで不安が募るダンガンロンパやら、あまり期待できそうにない…ヘタすると冬クール以来、3クール連続の不作という悪夢のような事態になりかねない予感。
表紙&巻頭特集は、毎年恒例のアニメージュグランプリ。そして大賞に輝いたのは、言うまでもなく今年もイナズマイレブン…あー、はいはい(失笑)。
今年に関しては黒子のバスケも相当な支持があったはずで、どう転ぶか予断を許さないのでは…と思ったものの、力及ばず2位に終わったか。まぁ、この点に関しては編集部員の座談会でも語られており、企画の実施されたタイミングによるところが大きいのではないか…と推測されていた。
開催される時期を云々するなら、イナイレのクロノストーン(1位)とGO(3位)が両方ランクインしているというのはズルいとも言えるし、逆に、それだけ圧倒的とも解釈できるか。
座談会では、もはや隠すことなく「主要読者層は10代の女子」と明言されており、4位以下の上位陣がマギやらKといった顔ぶれであることからも、それは明らか。ただし、粘り強く支持されているであろう銀魂や、特集を組まれた中二病やPHYCHO-PASSなど、それなりに誌面上で厚遇を受けた印象のある作品でも、思ったより下位にとどまったケースもあり。
一方、完全に少数派である萌えオタ層の票は、どこに流れたのかイマイチ分かりにくいな…中二病以外では、せいぜいけいおん(←今年度は映画版のみ、エントリーの対象)やプリキュアぐらいしか思い当たらないけど、その程度の票数しか存在しないという事か…。
なにしろ女性キャラ部門のトップが黄名子だし(大笑い)。どうせならベータちゃん(←こちらも、いちおう3位だけど)とかジャンヌのほうが…まぁ俺としては、今月号のピンナップに描かれていたジャンヌがかわいかったので許す(←おい!)。でも、元は敵側だったせいか、ベータちゃんがハブられていたのは残念。
まぁ女性キャラ部門については、銀魂の神楽(←今年度も安定のランクイン)のように、もう何年も前から“女性ファンが、作品への支持票としてヒロインに投票する”という行動パターンが目についていたワケで、今年は一層その傾向に拍車がかかったというだけの話なんだよね。黒バスのヒロインも、2人ともランクインしてるし…まぁ俺もカントクは好きだから、一向に構わないけど(←おい!)。
ともあれ、モルジアナ(2位)を筆頭に、けいおん、中二病、プリキュアといったあたりは、支持層の男女比がよく分からないものの、上位陣はおおむね腐女子票に押さえられたという印象であり、明らかに萌えオタ層の支持を受けたキャラとしては、恐らくアスナ(8位)が最上位だろう。
受賞を受けて掲載されたイナイレスタッフの談話では、ブッ飛んだ作品内容とは裏腹に、意外と作画スタッフは常識人であることが伺えて興味深かった(笑)。“普通の”ドリブルを描けるスタッフもいるんだけど、人数が少なくて全てのカットまで手が回らないとか、戦国時代の風景や着物の着付けなどに関しては、(史実どおりに描くよりも)画面の賑わいや視聴者への馴染み、分かりやすさといった要素を優先したとか、乗馬に詳しいスタッフがいて、手綱の描き方を正しいものに修正したとか。
それにしても、キャラ人気投票でトップを獲得した霧野をはじめ、主要キャラの大半をリストラするという、かなり大胆なリフレッシュが行なわれた新シリーズは、果たしてこれまでのような支持を得ることができるかねぇ…今のところは(GOの序盤と同じように)見ていてストレスが溜まるばかりだけど。その点、場面が目まぐるしく変わってキャラも次々に登場したクロノストーンは、とりあえず飽きることが無かった点だけは評価できるかも(苦笑)。
その次に特集されていたのはガルパン…って、おいおい、直前のアニメージュ大賞のページで「主要読者層は10代女子」と言っていたのに、いいのか?(笑) キャラ部門その他、どこにもランク入りしなかった作品だぞ。
まぁ実際、表層的にはコテコテの腐女子向け雑誌に見えるものの、それ以外の層にも受け入れられようと、けっこう努力しているんだよな…今月号にもこの人に話を聞きたいは掲載されてるし、必ずしも若い女性読者にウケるとは思えない企画や作品を取り上げるなど、ぎりぎりのリスクを冒しつつも何とか硬派な面を維持しようとしているという印象。
本編のラスト2回を振り返ってのスタッフコメントによると、あやのメガネが、被弾した時の衝撃でレンズの片方が割れたように描写されていたとか…気づかなかったな。つーか、やっぱ戦車道って危ないじゃん!(笑)
アンチョビは「本編内で動かさなくても良さそうだから」という理由で、髪型を縦ロールにしたそうな(←安直)。にも拘わらず、OVAでアンツィオ戦をやることが決まったせいで、地獄を見る羽目になったという…(合掌)。
しかし、これまで戦ってきた相手は全て、物量・品質・技量いずれの面でも大洗女子に優っており、それゆえに大洗としては、奇策と機動力を駆使することで対抗してきたワケだが、同じようなタイプであるアンツィオが相手となれば、どういった作戦を取るのやら…まぁ勝つことは分かっているんだし、経過で魅せるしかない以上、今までとは違った方向性に舵を切るというのも面白そうだな。
OVAレビューは、ガンダムUC第6巻とこの中に1人、妹がいるのTV未放送エピ。あさりは両方とも☆3つをつけていたが、レビューの本文では前者を(例によって)貶しまくる一方、後者については(珍しく)ベタ褒めしており、どう見ても前者は☆2つで後者が☆4つじゃねーの?と思えるほど違和感があった。
一般コメントスペースでも、「人型機動兵器が宇宙空間で変形する意義」なんて、もう何十年も前に語り尽くされたような揚げ足取りを今さら蒸し返すとか、リアルロボットアニメを知らない世代じゃあるまいし…ここまで来ると、さすがに老害呼ばわりされても仕方ないと思えるヒドさ。そんな必死になって設定をあげつらうよりも、まず近ごろは作品としての体を成していないレベルの駄作がゴロゴロしているだろうに、そっちは放置かよっていう。
大正野球娘。BD-BOX発売の告知ページでは、作品の大ファンだという倉田英之が自ら名乗りを上げて、相変わらずのノリで宣伝文を書いていた。しかし、最近は名前を聞かなかったのでヒマしていたのかと思いきや、けっこう仕事は多いそうで、どうやら俺の知らないところで活動しているらしい。
アニメージュ 2013年 06月号 [雑誌] |
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